【鬼滅の刃】蟲柱 胡蝶しのぶ。その可愛さの内に秘めた強さと怒り。

こんにちは!

今日は可愛さの裏には毒がある!

鬼殺隊の強さの要、柱のひとりであるしのぶについて書いていくよ。

小さくて、とっても可愛らしくて、口調も穏やか。

それなのに感じる威圧感、鬼への冷たさ。

その理由とは…?!

ついてこーい!




目次

  • しのぶの人物像
  • しのぶの強さ
  • 鬼殺隊の中のしのぶの役割
  • しのぶの過去
  • そして・・・
  • そしてそして・・・
  • まとめ




しのぶの人物像

まず初登場時、義勇と共に那田蜘蛛山(なたぐもやま)へ行き鬼を倒すよう命じられたしのぶ。

「鬼も人も仲良くしたらいいのに。」と言っており、

実際那田蜘蛛山で鬼に遭遇した際も

助けを乞う鬼にあっさりと「助けてあげます」と告げる。

が、その後である。

まずは何人殺したのか。

その人数分しのぶが拷問して罰を受けさせる。

「そうすれば私たちは仲良しになれます。」

というのだ。

いやんそれ助けてない。

え、助けてるのかな?

うん、怖い。しのぶ姉さん怖いよ。

そう、怖いのである。

しのぶは終始柔らかな口調でニコニコと話すが、

内容がエグい。

とにかく鬼への憎しみがエグいのだ。

その原因の詳細は後に述べるが…

普段は優しいはずのしのぶの中に

どうしようもない怒りと悲しさが垣間見えるのだ。




しのぶの強さ

しのぶは鬼殺隊で唯一、

身体の小ささゆえ鬼の頸を切ることが出来ない。

が、同時に唯一、

鬼を殺すことの出来る毒の使い手でもある。

そして薬学に精通しているしのぶ。

その毒は自らが開発したものである。

蝶のように優雅に舞い、

蜂のように容赦なく刺す。毒を盛る。

そんなしのぶの戦闘スタイル、

作中に出て来る技は

蜂牙(ほうが)の舞い 真靡き(まなびき)

蜻蛉(せいれい)の舞い 複眼六角(ふくがんろっかく)

蜈蚣(ごこう)の舞い 百足蛇腹(ひゃくそくじゃばら)

など、他の隊士のような数字でなく、虫の名前になっている。

(ちなみに上からハチ、トンボ、ムカデ)

ムカデの技とかあんまり女の子らしく無いぜと思うけど

しのぶ姉さん怖いから口には出せません。書くけど。




鬼殺隊の中のしのぶの役割

薬学に精通しているからなのか

怪我を負った鬼殺隊を屋敷に引き受け、

治療や機能回復訓練などを請け負っている。

また力が弱かったり精神的に剣士に向かなかった子たちを

世話係として置いている。

そのことからも、

しのぶ自身の人格はとても優しく

思いやりのある女性であることが伺い知れる。

本人にはいろいろな葛藤があるようだが、

少なくとも屋敷に置いている少女たちは皆

とてもしのぶを慕っており、感謝すると共に

しのぶが大好きである。

そんな可愛い女の子たちが、

をたむんは大好きである。(キモいとか言わない。言わないんだよ。)

しのぶの過去

炭治郎が蝶屋敷で治療と訓練をさせてもらっている際、

しのぶと屋根の上で話すシーンがある。

ニコニコと「鬼と仲良くする夢を託したい」と話すしのぶに対し、

「怒ってますか?」と尋ねる炭治郎。

いつも怒っている匂いがするというのだ。

それをキッカケに話し出すしのぶ。

しのぶは過去、鬼に最愛の姉を殺されており、

その時から鬼に対する怒りが蓄積されていくと。

そう、本当はとてつもなく鬼が憎いのだ。

仲良くしたいという夢は、

本当は姉が持っていた想いだった。

姉の想いを継がなければ。

姉が好きだと言ってくれた笑顔を絶やさずに。

そんな矛盾した感情と信念に疲れたしのぶは、

炭治郎に対し、

「頑張って欲しい。君が自分の代わりに頑張ってくれていると思うと安心する、気持ちが楽になる」

そう告げるのだった。




そして・・・

物語はクライマックスを迎え、

太陽を克服した唯一の鬼・禰豆子を巡り、

鬼殺隊と鬼達の闘いも佳境を迎える。

鬼殺隊のドン・産屋敷が自爆し鬼舞辻を追い込み、

鬼舞辻は向かって来た隊士達を部下の鳴女(なきめ)の能力で分散させ、

柱をはじめとした駆けつけた隊士たちはそれぞれに上弦の鬼たちと対峙する。

その中でしのぶはついに相見える。

愛しい姉を殺した憎きその鬼に。

鬼の名は童磨(どうま)

万世極楽教という宗教の教祖であり、

助かりたい・幸せになりたいと願う信者たちを喰うことで救ってやるという。

童磨は鬼になる前から感情の抜け落ちた人物で、

一見優しく穏やかに見えるがその実思いやりや配慮はない。

そして女の肉を好んで喰う。

しのぶは偶然にもこの憎き敵と対峙し、強い殺意を持って戦いに挑む。

しかしやはり首を斬ることが出来ないしのぶは苦戦を強いられ、

肺を切られ立つことが出来なくなる。

追い詰められたしのぶ。

その眼前に死んだ姉の姿が映る。

「しっかりしなさい。泣くことは許しません」

立てないと弱音を吐くしのぶに、

「関係ありません立ちなさい。蟲柱 胡蝶しのぶ。

倒すと決めたなら倒しなさい。勝つと決めたのなら勝ちなさい。

どんな犠牲を払っても勝つ。私ともカナヲとも約束したんでしょう。

しのぶならやれる。頑張って」

そして最後の力を振り絞り、渾身の一撃を食らわせるしのぶ。

しかしそれは致命傷とはならず・・・

駆けつけたカナヲの目には、童磨にがっしりと抱かれたしのぶの姿が。

しのぶがカナヲに指文字を示した瞬間、

童磨の抱く力は強められ・・・

激しく骨の砕ける音とともに、だらりと刀を落とすしのぶ。

そしてカナヲの目の前でしのぶは童磨に吸収されて行くのだった。




そしてそして・・・

しのぶが喰われてしまった。

激しい怒りと悲しみの中、それでも冷静に戦うカナヲだが、

上弦の弐というかなりの格上である童磨に追い詰められて行くカナヲ。

その時偶然にも加勢に現れた伊之助!

そして二人で拙くも連携し迎撃するが、近づくことさえできない。

そろそろここは離れて様子を見に行かなければと

余裕綽々、出て行こうとする童磨に、異変が起こる。

目玉が溶けてずり落ちる。体が溶けて行く。

そう、毒だ。

しのぶは常に鬼にとっての猛毒である藤の花を摂取しており、

しのぶの体自体が鬼にとって猛毒だったのだ。

そうしてしのぶの命を賭した攻撃と伊之助の助太刀により、

カナヲはついに童磨の首を斬ることに成功した。

自分を喰らわせ、毒で弱った童磨をカナヲが斬る。

しのぶは童磨と対峙するずっと前からこのことを計算し、

その願い通り、ついに仇をとったのだった。

そして童磨を倒し、戦闘中に落とした姉たちの形見の髪飾りを探すカナヲ。

親の虐待が原因で表情を出すことが出来なくなってしまっていたカナヲだが・・・

髪飾りを見つけ、姉たちが笑って走って行くのを思い浮かべ・・・

堰を切ったように涙が溢れるのだった。




まとめ

どうしようもない鬼への怒りを抱えながら生き、

最期には念願成就し計画通り仇である童磨を倒したしのぶ。

いろんなキャラがいろんな事情で生きているけれど、

こんなにも念願授受に根気よく向かい合い続け、耐え続け、

しのぶ姉さんの根気強さと執念深さはまじですごい。

そしてそんな中でも愛情深い人物でしたね。

ここで書いた戦いの後、童磨は死んでからしのぶと再び対峙し、

しのぶに恋して生まれて初めて感情というものを味わう場面があるんだけど、

しのぶも童磨を倒すためだけにずっと生きてきたようなものだから、

ものすごい嫌がってたけど実はお似合いかもねって思った私がいる。。

出来ることなら死んで欲しくなんかなかったけどさ、

でも本当に童磨倒せてよかったね、姉さん。

どうぞ安らかに。

ではまた別記事で!

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