【鬼滅の刃】第2巻 あらすじ ネタバレ ① 炭治郎だけの日輪刀の完成と、とうとう奴が姿を現わす。

第10話 人攫い沼

日輪刀は持ち主によって色が変わり、色ごとに特性がある。

しかし黒い刃は数が少なく詳細がわからない。

そのため出世出来ない剣士は黒い刃と言われている…

 

鬼殺隊の隊服は特殊な繊維で出来ており、

通気性は良いが濡れにくく燃えにくい。

雑魚鬼の爪や牙では裂くことすら出来ない。

隊服を身につけ、炭治郎が仕事に向かおうとすると、鱗滝が箱を差し出した。

昼間、禰豆子を背負うために作ってくれたらしい。

非常に軽い“霧雲杉(きりくもすぎ)“という木で作り

“岩漆(いわうるし)”という漆を塗って外側を固めた、軽くて丈夫な箱。

「憶測だが、禰豆子は人の血肉を喰らう代わりに

眠ることで体力を回復しているのかもしれない。」

鱗滝がそう告げた。

 

炭治郎が北西の町に着くと、

顔に怪我をし、暗い顔をした男性とすれ違った。

男性は和巳(かずみ)といい、

婚約者であった里子という女性がいなくなったらしい。

炭治郎は和巳に声を掛け、

里子が消えた当時の話を聞くことが出来た。

里子が消えた地面に跪き、クンクンと匂いを嗅ぐ炭治郎。

不審に思いつつ、里子の父親に怒りをぶつけられたことを思い出し落ち込む和巳。

 




場面は夜に変わり、

家で眠りにつこうとしていた少女。

布団に横になると、突然地面から手が生え、

少女を地面に引っ張り込む。

その匂いを捉え駆け出す炭治郎。

目にも止まらぬ速さ、常人ならぬ跳躍力に驚く和巳。

そして匂いのする場所にたどり着いた炭治郎が地面に刀を突き刺すと、

「ギャッ」と男の叫び声がし、

攫われたばかりの少女が地面から出てきた!

すかさず引っ張り出す炭治郎。

すると地面からズズズ…と三本の角を生やした鬼が現れた。

特殊な術、“血鬼術(けっきじゅつ)”を使う鬼は異能の鬼といい、

選抜で戦った鬼より格段に強い。

現れた異能の鬼に質問しようとする炭治郎だが、

異能はギリギリと歯ぎしりし地面に戻ってしまった。

炭治郎は和巳に少女を抱えながら側にいるよう指示し、

異能との戦いに集中する。

匂いで出て来るタイミングは分かるため、

合わせて“水の呼吸 伍の型”の準備をしていると…

なんと3人の異能が飛び出してきた!!

驚く炭治郎。咄嗟に型を変え、

“捌の方(はちのかた)滝壺”で迎え撃つ!



第11話 暗示

人間を鬼に変えられる血を持つ鬼はたった一人である。

千年以上前に一番初めに鬼になった者。

それが炭治郎の家族の仇であり、禰豆子を人間に戻す方法を知っているかもしれない者。

名を鬼舞辻 無惨(きぶつじむざん)という。

『浅い!』

咄嗟に“捌の型 滝壺”で迎え撃った炭治郎だが、

途中で型を変えたため、どの異能にも致命傷は与えられなかった。

地面に戻る異能たち。

匂いが全く同じため、どうやら一人が三人に分裂しているようだ。

二人を守り、三人を迎え撃つ。

そして鬼舞辻無惨のことを聞き出す。

炭治郎は自分を鼓舞し、身構える。

また娘を攫おうと飛び出す異能に、“弐の型 水車”を繰り出し守ると、

「貴様ァアアア!邪魔をするなァァァ!!

女の鮮度が落ちるだろうがァ!!」

と異能の一人が激昂する。

異能によると、十六になった女は早く喰わないと刻一刻と味が落ちるという。

激昂する異能を諌めるもう一人の異能が言うには、

この町では十六の娘をすでに随分喰っているそうだ。

和巳がいなくなった里子の居場所を尋ねると

「この蒐集品(しゅうしゅうひん)の中にかんざしがあれば喰ってるよ」という。

開かれた着物の中に並ぶかんざし。

里子の物とわかる、リボンのついたそれ。

和巳は愕然とする。

と共に、激昂する炭治郎。

そこに不意をつきもう一人が炭治郎を攻撃し、

迎撃するもすぐに地面に逃げられる。

壁や地面から次々と攻撃してくる異能に、

対応が遅れてくる炭治郎。

反撃が間に合うか…!

とその時、

 

ボクッ

 

炭治郎の背負う箱から脚が飛び出し、

異能の一人の首を思い切り蹴り上げる。

蹴りの勢いで首が横に回転し、ミシミシと骨が鳴る。

ドシャッと倒れる一人の異能。

 

「なぜ人間の分際で…

鬼を連れてる

 

そう、箱から出たのは目を覚ました禰豆子だった。

倒れた異能はゴボゴボと地面に沈んでいき、

箱から降りると和巳と少女に近づく禰豆子。

怯える和巳と少女にそっと手を触れる。

禰豆子の目には和巳と少女が、

涙を流す炭治郎と妹に見えている。

「…禰豆子」

驚く炭治郎は鱗滝の言葉を思い出す。

『気休めにしかならんかもしれんが、

禰豆子が眠っている間に儂は暗示をかけた。

“人間は皆、お前の家族だ。人間を守れ。鬼は敵だ。

人を傷つける鬼を許すな

禰豆子、戦闘モードに突入する。



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