【鬼滅の刃】アニメも絶好調!第1巻あらすじ ネタバレ 炭治郎、強くなれ。

第4話 炭治郎日記・前編

鬼殺隊。その数およそ数百名。政府から正式に認められていない組織。古より鬼を狩るが、誰が率いているのかは謎。

鬼。主食・人間。いつどこから現れたのかは不明。身体能力が高く傷もたちどころに治る。太陽の光か特別な刀で首を落とさねば殺せない。

育手。文字通り剣士を育てる。鬼殺隊に入るためには“藤襲山(ふじかさねやま)”で行われる“最終選別”で生き残らなければならない。選別を受けられるかどうかは育手が判断する。

(鱗滝からの炭治郎への説明より抜粋)

そんなわけで、炭治郎は鱗滝の元で最終選別に向けての修行を開始した。

同時に眠ったまま起きなくなってしまった禰豆子へ日記をつけ始める。

第4話は基本的に炭治郎から禰豆子への話し口調で進んでいく。

炭治郎は毎日罠の張り巡らされた山を下る。

体力の向上と鼻が以前より鋭く匂いを捉えるようになり、

かなり罠を避けられるようになった。

が、同時に罠の難易度も上がる。

ある日は刀を持って下山。

ある日は刀の素振り。

(むしろ毎日素振り。山を下りたら素振り。)

刀は力を真っ直ぐに乗せないと折れやすいらしい。

しかし刀を折ったらお前の首も折ると言われている。

ある日は転がし祭り。

丸腰の鱗滝に本気で斬るつもりの炭治郎が挑むも敵わない。

ある日は呼吸法の習得。型があるらしい。

腹に力が入っていないとバンバン叩かれる。

そして、禰豆子が目覚めなくなり半年が経った。

山下りはさらに険しく空気の薄い場所になる。

そんなある日。狭霧山に来て1年。

突然鱗滝は「もう教えることはない」という。

「あとはお前次第だ。この岩を斬れたら“最終選別”に行くのを許可する。」

そう言って2メートルはありそうな巨大な岩を指す。

それから鱗滝は何も教えてくれなくなり、

炭治郎は1人、鱗滝に教わったことを繰り返しながら岩に挑む。

だが半年経っても岩は斬れない。

くじけそうになり、「頑張れ俺!!」と喝を入れていると、、

「うるさい!!!」
「男が喚くな見苦しい」

いつの間にか岩の上に狐の面をつけた少年がいる。

匂いがしない。

岩からふわりと降りるといきなり炭治郎に打ってかかる少年。

木刀の攻撃は受け止めたものの、蹴りで飛ばされる炭治郎。

「鈍い。弱い。未熟。そんなものは男ではない」

謎の少年が立ちはだかる。

第5話 炭治郎日記・後編

いきなり現れた少年に動揺を隠せない炭治郎。

どうやら少年は炭治郎を鍛えてやろうとしているようだった。

「でも…君は木刀で俺は真剣だ」と炭治郎が言うと、

「ハハ ハハハ ハハハハ!!」

「それはそれは!!心配していただいてありがたいことだ!」

「心の底から安心しろ。俺はお前より強い!!

岩を斬っているからな!!」

そう、炭治郎が斬れずにもがき続けているあの岩を斬ったというのだ。

少年が言うには、

炭治郎は鱗滝に習った“全集中の呼吸”

知識として覚えてはいるが、体は何もわかっていないという。

必死で毎日やり、「進めない、これ以上…!」と苦しむ炭治郎に少年は容赦ない。

「進め!!男なら、男に生まれたなら、進む以外の道などない!!」

「かかって来い!!お前の力を見せてみろ!!」

「あぁあああ!!」

挑発する少年に炭治郎は激昂しながら挑む!

が、

ガン!!

少年の一撃が綺麗に炭治郎の顎に入る。

気絶する炭治郎。

「後は任せたぞ」

そう告げる少年の後ろには、「うん」と答える狐の面を頭に付けた少女の姿があった。

しばらくして…炭治郎が眼を覚ますと、

「大丈夫?」すぐそばに少女がいた。

炭治郎は起き抜けに、少女が誰かもお構いなく

先程食らった一撃がいかに見事だったかまくしたてる。

「あんな風になりたい俺も。なれるかな?あんなふうに…」

「きっとなれるよ、私が見てあげるもの」

少女は名を真菰(まこも)と名乗り、少年は錆兎(さびと)だということを教えてくれた。

真菰は丁寧に炭治郎に指導してくれたが、

なぜしてくれるのか、どこから来たのか、何も教えてくれなかった。

「私たち鱗滝さんが大好きなんだ」

それが真菰の口癖だった。

全集中の呼吸は、体中の血の巡りと心臓の鼓動を早くして体温を上昇させ、

人間のまま鬼のように強くなることが出来るものらしい。

説明をされてもちんぷんかんぷんの炭治郎に、

「とにかく鍛える。結局それ以外にできることないと思うよ」

と真菰は言うのだった。

腕が、足が、千切れそうな程

肺が、心臓が、破れそうな程刀を振っても、

錆兎には勝てなかった。

半年ほどが経ったある日、

炭治郎が錆兎に挑みに行くと、錆兎は真剣を持っていた。

「半年でやっと男の顔になったな。」と錆兎。

「今日こそ勝つ。」と炭治郎。

真正面からの真剣勝負は単純だ。

より強く、より速い方が勝つ。

勝負は一瞬。

この日初めて、炭治郎の刃が先に錆兎に届いたのだ。

狐の面を真っ二つに斬ったその先、

錆兎の顔。

錆兎は泣きそうな、嬉しそうな、安心したような笑顔を浮かべていた。

「…勝ってね炭治郎。アイツにも」

真菰がそう言い、気付くと2人は消えていた。

そして錆兎を斬ったはずの目の前には、

炭治郎によって真っ二つに斬られた岩があるのだった。

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